今から8年前に東日本大震災が発生した直後に一時大阪で避難生活を送っていた頃、
大阪の某は百貨店の画廊で開催されていた偉大な日本画家の藤田嗣治展を見る機会がありました。
その当時は藤田画伯の名前すら知らなかったのですが、乳白色の絵、日本画と洋画が微妙に調和した独特な画風、
異物な顔をした子供達の絵を見てすっかり魅了されてしまい、大の藤田ファンになりました。
あちこちの美術館で藤田画伯の絵を見て回り、彼に関する書籍を手当たり次第に読み漁りました。
どうしても藤田画伯が生前に作られたランスの教会を見たくて、2015年9月にフランス北部から中部を観光するツアーを見つけて参加、
モネのジベルニーの庭園やオンフール、モンサンミッシェル島、ロワール城などを回り、
ツアーの最後に私達夫婦だけパリで延泊してランスまでの日帰りツアーで藤田画伯の作ったチャペルを見てきました。とても感激しました。
その後、パリ市内のオルセー美術館やパリで活躍した著名な画家たちが集まったと言われるモンパルナスのカフェなど見て回り、とても思い出深い旅になりました。
その後も藤田画伯、セザンヌ、モネ、ルノワール、ピカソなどの展覧会には必ず出掛けております。